コラム

マーケティングのジレンマ・・・・No.37 キャリアの8割は、偶然によって決まる!?

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『個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶発的なことを計画的に導くことで、キャリアアップをしていくべきだ』という考え方が『計画された偶発性理論』です。

個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。偶発的なことを計画的に生み出せるように、キャリアアップをしていく

『個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶発的なことを計画的に導くことで、キャリアアップをしていくべきだ』という『計画された偶発性理論』は、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱されたキャリア理論です。 クランボルツ教授は『未来ばかりに気を取られると、現在が見えなくなってしまう』可能性があるとし、『計画された偶発性理論』は今を大切にするという考え方です。目的ばかり見ていると、現在起きていることを見逃すことがあり、想定外のチャンスを失う場合があるからです。

しかし予期しない出来事を座して待っているだけでは、チャンスは訪れてはくれません。自らチャンスを生み出せるように、情報を収集し、感度を高めつつ、積極的に行動し、偶然を意図的・計画的にステップアップの機会へと変えていくべきだというのが同理論の肝心な部分です。偶然を意図的・計画的にステップアップの機会に変質させるには、次の5の行動指針を持つことだと、クランボルツ教授は指摘しています。

(1)「好奇心」・・・絶えず新しい学習機会を模索し続ける

(2)「持続性」・・・失敗に屈せず、努力を続ける

(3)「楽観性」・・・新しい機会は必ず実現し可能になると、ポジティブに考える

(4)「柔軟性」・・・こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変える

(5)「冒険心」・・・結果が不確実であっても、リスクを取って行動を起こす

『偶発性理論』は、未来の目標を決めることを否定しているわけではありません。こうなりたい姿やビジョンがあるから、現在取るべき行動が決まるからです。

自身を振り返ってみると、確かに偶発的な機会によって、飛躍に繋がっていることが多々あります。さらに5つの行動指針を意識して行動していたことが、偶発的な機会をもたらしてくれたことにも気づきます。偶然を意図的・計画的にステップアップの機会へと変えた拠り所は、こうありたい姿を描いていたことでした。意識によって、行動が変わり、結果が伴うのだと改めて認識できます。

(参考文献:『その幸運は偶然ではないんです!』ジョン・D・クランボルツ、A.S.レヴィン著 花田光世ら訳 ダイヤモンド社)