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価値のジレンマ・・・・No.14 Amazon本社ビルの玄関に、絶滅したアイスベアが展示されている理由

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ジェフ・ベゾスは企業の寿命30年説を肯定し、“Amazonも環境変化に適応した企業体質にならないと絶滅する”という教訓を見える化するために展示されています。

ベゾスは企業の寿命30年説を肯定し、“Amazonも環境変化に適応した企業体質にならないと絶滅する”という教訓を見える化するモノ

Amazon本社ビルの玄関には、北極熊が登場する以前に地球上から絶滅した「アイスベア」の骨格標本が展示されています。この標本はかつてAmazonマーケットプレイスに出品された骨格標本を、ジェフ・ベゾスが自費で購入したものです。ベゾスは企業の寿命30年説を肯定し、アマゾンもその例外ではないと発言していますが、“Amazonも環境変化に適応した企業体質にならないと絶滅する”という教訓を見える化するために展示されています。

しかしアメリカで※S&P500を構成している企業の平均寿命を見ると、30年どころかわずか20年に過ぎません。人間が働ける時間よりも、企業の寿命は遥かに短いのです。

会社だけに依存せず経済的に自立できる力を持つことが、私たちには何よりも必要だという教訓といえます。

※S&P500は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスにより算出され、ニューヨーク証券取引所(NYSE Arca、NYSE Amex)、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を浮動株調整後の時価総額比率で加重平均し、指数化したもの。