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価値のジレンマ・・・・No.18 電車の中づり広告終了に見る広告モデルの終焉

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業界トップの部数を誇る「週刊文春」は、2021年8月26日発売号を最後に電車の中づり広告を終了しました。雑誌の中づり広告は近年減少しており、同誌の撤退で減少傾向が加速する可能性があります。中づり広告を見て通勤時に興味を持ったビジネスパーソンたちが、kioskで雑誌を購入するというビジネスモデルもこれで終焉を迎えます。

中づり広告を見て、ビジネスパーソンたちがkioskで雑誌を購入するというビジネスモデルの終焉

約51万7千部(日本雑誌協会調べ)と業界でトップの部数を誇る「週刊文春」は、2021年8月26日発売号を最後に電車の中づり広告を終了しました。
「週刊文春」は中づり広告を東京メトロの丸ノ内線、日比谷線など5路線で計1、700枚、大阪メトロで計約1、500枚掲示していました。地下鉄・東京メトロの広告会社メトロアドエージェンシーによると、5路線で2~3日間掲示の正規料金は、128万6千円。割引きがあるので実際の金額は不明ですが、年間で数千万円のコスト削減効果があるはずです。

「週刊文春」は2021年3月に電子版を開始。電子版を宣伝するためのキャンペーンを展開して、中づり広告をやめた費用を電子版の宣伝費などに充てるようです。メトロアドエージェンシーによると雑誌の中づり広告は近年減少しており、同誌の撤退で減少傾向が加速する可能性があると指摘しています。

それにしてもこのようなコンテンツを有料で購読する人が、まだ51万7千人も存在することに正直驚きます。