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価値のジレンマ・・・No.109 アマゾンが約1万6,000人の追加人員削減を発表した要因

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アマゾンはAI分野への投資を加速させ、2025年にはデータセンター建設などに約1,250億ドルを投じる計画を明らかにし、投資額は今後さらに拡大する見込みです。今回の人員削減は、AIへの巨額投資と組織のスリム化と同時に進めるテック大手企業の共通の戦略です。

アマゾンを「世界最大のスタートアップのように運営したい」というCEOの考え

アマゾンはアメリカ時間1月28日、約1万6,000人の従業員を対象とする追加の人員削減計画を発表しました。これは2025年から進めている大規模な組織再編の延長線上にあります。

同社は2025年にも約1万4,000人の削減を実施しており、今回を含めると削減人数は累計で約3万人、全従業員の約10%に達します。対象となるアメリカ拠点の従業員の多くには、社内で新たな役割を探すために90日間が与えられ、再配置が叶わなかった場合には、退職金や再就職支援、健康保険給付が提供されるとのことです。

人材エクスペリエンスとテクノロジー担当上級副社長のベス・ガレッティ氏は、今回の再編について「組織の階層を減らし、主体性を高め、官僚的な手続きを排除することで、より強い組織をつくるためだ」と説明しています。アマゾンを「世界最大のスタートアップのように運営したい」というアンディ・ジャシーCEOの考えを具現化する動きでもあります。

この背景には、生成AIやAIエージェントの全社的な導入の拡大があります。ジャシーCEOは以前から、AIの活用が進むことで業務の進め方が変わり、必要とされる人材の種類や人数が変化し、結果として総従業員数は減少していくという見通しを示していました。

一方でアマゾンは、AI分野への投資を加速させています。2025年にはデータセンター建設などに約1,250億ドルを投じる計画を明らかにしており、投資額は今後さらに拡大する見込みです。今回の人員削減は、AIへの巨額投資と組織のスリム化を同時に進める、テック大手共通の戦略の一環といえます。

参考:アマゾンが昨年に続き約1万6,000人の人員削減を発表 Forbes Japan