価値のジレンマ・・・No.98 生成AI時代に求められる人材とスキル
日々驚異的なスピードで学習を続けるAIに対して、AIに勝る人材ではなく、AIと共に価値を創出する人材が社会から求められる時代になりました。では具体的にどのようなスキルが、私たちに必要になってくるのでしょうか。
企業が重視するのは、AIを理解し、活用し、共に価値を生み出す力
生成AIの進化は、従来の「技術力」だけでは評価されない時代をもたらしています。企業が採用で重視するのは、単に「AIにできないこと」ではなく、AIを理解し、活用し、共に価値を生み出す力です。さらに、技術を通じて人や組織を動かし、成果を生み出せるかどうかが問われています。
●注目されるスキルの変化
リクルーティングアドバイザーを手掛けるレバテックという企業の調査では、約4割のエンジニアが「求められるスキルが変化している」と回答しています。
特に重要度が高まっているのは次のスキルです。
<AIリテラシー系>
・生成AIツールを業務に活かすスキル
・プロンプト設計力(AIとの対話設計)
・技術基盤を理解し、現場で構成・運用できる実践力
<非テクニカル系>
・コミュニケーション力
・マネジメント力
・曖昧なニーズを整理し、提案につなげる企画力
・課題発見・プロジェクト推進力
こうしてみると、これから私たちに求められるスキルとは、「AIを使いこなす力」と「人間ならではの協働力」の両輪が不可欠になっていることがわかります。
<採用基準の変化と企業が問うこと>
・これまで重視されてきた「経験年数」や「使用できる言語」よりも、どのようにAIを実務に活かしたか
・曖昧な状況で、どのように判断・調整したか
・チームで成果を出すためにどのように動いたか
といった「思考・対話・意思決定のプロセス」が評価されるようになってきています。
<これからの人材に必要な力>
AIに勝る人材ではなく、AIと共に価値を創出する人材が求められる時代の到来です。創造性・協働性・人間らしさを発揮できるかどうかが、キャリアの選択肢や活躍の幅を決定づけていきます。
参考資料:「AIに代替されないスキル」を持つエンジニアを見抜く方法は? 必ず聞くべき「6つの質問」 ITmediaビジネス